鹿屋西中継局

10/30(金)の夜に地上デジタル放送のエリアを調べていて、鹿屋市内に「鹿屋西中継局」という新しい中継局が置局されるらしいことに気付いたので、適当にまとめてみた。

中継局の詳細

総務省の九州総合通信局のサイトで報道資料が発表されていないため詳細は不明。そこでDpaの「地デジの放送エリアのめやす」で見られる情報から判断してみると、放送開始時期は2009年12月、置局場所は権現丘公園(標高319.4m/場所の詳細)と思われる。
近所の高地(標高160m強)には現在アナログ中継局の「鹿屋郷之原中継局(出力0.1w)」が置局されているが、同じ場所にデジタル中継局を置局するのではなく2倍近い標高の権現丘公園に置局することで、放送エリアを広げる目的があるのだと想像してみた。

置局による変化

鹿屋市中心部の難視地区(現状)

総務省の「新たな難視地区に対する対策計画(地区別)」より転載(画像クリックで拡大)。青線で囲まれている部分が地上デジタル放送の難視地区とされ、鹿屋市中心部では「鹿屋市上谷町(80世帯)」と「鹿屋市大浦(100世帯)」がそれに当てはまる。同資料によると、2009年度中に補完波・中継局の新設により対策をすると記載されている。

鹿屋市中心部の地上デジタル放送エリア(置局後)

Dpaの「地デジの放送エリアのめやす」より転載(画像クリックで拡大)。鹿児島親局(出力1kW/2006年12月開局)のエリアがオレンジ色で、鹿屋中継局(出力45w/2007年10月開局)のエリアが赤色で、そして今回置局される鹿屋西中継局(出力不明/2009年12月開局)のエリアが青色で示されている。2枚の地図を見比べても分かるように、今回の中継局置局によって難視地区がカバーされることになる。

実際に行ってみた

10/31(土)の昼間にチャリで権現丘公園まで行ってみた記録。今回もジオタグ付きなので画像のリンク先で撮影地点の地図が見られたりする。

1枚目「権現山」

鹿屋市郷之原町より14:17に撮影。この山の頂上にあるのが権現丘公園で、そこに鹿屋西中継局が置局されると思われる。現在山頂に見えているのは日本テレコムの電波塔だが、地元民にはテレビ中継局と勘違いされていることもしばしば…。でも今回の置局によって本当にテレビ中継局になるのが面白い。

2枚目「日本テレコムの電波塔」

死にそうになりながらチャリで権現丘公園まで登り、15:16に鉄塔の下から撮影。デカい。撮影しながら「鹿屋西中継局はこの鉄塔に取り付けられるのだろうか」とか妄想していた。実際どうなのかはもちろん不明。

3枚目「頂上から鹿屋市街地を望む」

15:21に撮影。かなり遠くまで見通せるので結構電波も飛びそうな雰囲気。0.01wの出力(鹿屋郷之原中継局の1/10と推測した結果)だとどのぐらい遠くまで飛ぶのか興味がある。もちろん開局したら色々とやってみる予定。センター試験の直前だけど気にしない。

4枚目「フェンスに取り付けられた南京錠」

15:36に撮影。権現丘公園はリア充カップルの縁結びスポットとして有名らしく、複数個の南京錠が公園内のフェンスに取り付けられていた。そんな公園に独りチャリで行く非リア充の自分が哀しすぎる。

おまけ

権現丘公園〜瀬戸町交差点(Google マップ)
権現丘公園から自宅付近の交差点までの帰路を記録したGPSログSO905iに最初から入っていたゼンリンの「地図アプリ」の足あと機能を利用してロギングしてみた。